初心者にやさしい『渋谷らくご』

Web版TRY

2016/08/27

okWEB用GLOW-TRY70-落語

 身近なところでは『笑点』の大喜利スタイルでおなじみですが、落語家による生落語はまだ未体験、という方も多いこのジャンル。いつか、そのうち…と、心のどこかで思っている人にぴったりなのが、「渋谷らくご」というレギュラーイベント。通称「シブラク」と言うくらいのカジュアルさで、まさに初心者、新規の落語ファン開拓のための催しです。サブカル好きにはおなじみのミニシアター系映画館「ユーロスペース」の2階、「ユーロライブ」で開催していることもあり、足を踏み入れやすいのも特徴。年齢層も、寄席のイメージよりも若く、モード系のオシャレカップルの姿などもチラホラ。この日の催しは、中堅の噺家さん(二つ目)から始まり、ベテラン勢(真打ち)へと、ひとり30分の持ち時間でトータル2時間。映画を1本観る代わりに、落語を経験してみるのもよいかも、という気分になります。

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 まくらと呼ばれるフリートークで噺家さんが自身のことをおもしろおかしく語り、時事ネタなども挟みつつ、本題へ。30分ずつ4人の演目が味わえるというのは、落語というものはどういうものなのか、その芸風や表現を味わうにはちょうどいいサイズ感です。

 果たして、出演している落語家さんたちは、このイベントをどう捉えているのか? といったことも気になり、イケメン落語家として知られる二つ目、瀧川鯉斗さんを直撃!

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「落語を知らない人たちが来てくれるキッカケになるのなら、僕らにとってもありがたい場です。落語はライブなので、難しいことは考えずにただ生で楽しんで、好きになっていただければと。客層も若めですから、ここを入口として、いずれは寄席にも足を運んでくれるようになれば、それが一番です」

 若手と真打ちを短い時間で一度に楽しめるのも、「シブラク」の特徴であり、強みでもあります。

「若手もベテランも、それぞれをひとりの噺家として観てもらいつつ、師匠たちの磨き抜かれた芸を堪能していただき、これが落語なんだと知っていただければ幸いです。この場から始まり、落語界全体の盛り上がりに繋げたい。大衆演芸ですから、かしこまらず、渋谷に来たらフラッと入って観ていってください」

 入口として最適な役割を果たしつつ、いずれは寄席へと続く、Road to 落語ワールド。他にも、「ふたりらくご」「ひとりらくご」など、人数、時間等を変えたパターンもあり、違った角度から落語というものに触れられます。渋谷の街にまた、楽しみがひとつ増えました!

(マンガ・イラスト:小迎裕美子 取材・文:根岸聖子 撮影:松橋晶子[PPI])

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渋谷らくご

住所 : 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F 
電話番号 : 03-3461-0211 
開演スケジュール : 毎月第二金曜日から5日間開催
料金 : 「渋谷らくご」「しゃべっちゃいなよ」各2時間 前売り大人2300円(当日2500円)、「ふたりらくご」1時間大人前売り1000円(当日1200円)
WEBサイト : http://eurolive.jp/shiburaku/

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