キッコーマンさんでしょうゆづくり体験!

Web版TRY

2017/04/27

 TRYコーナーではもはや常連企画となっている、工場見学レポート。今回は和食には欠かせない調味料、しょうゆを学ぼうとキッコーマン「もの知りしょうゆ館」へ行ってきました。当たり前に近くにある存在ほど、意外と知らないことが多かったりするもの。正直なところ、大豆が原材料で、発酵食品で……くらいの知識しかありませんでした。そんな突如として学び欲が芽生えた大人にぴったりな「もの知りしょうゆ館」は、なんと入館無料と太っ腹。誰でも気軽に、しょうゆの歴史など、多方面の知識を得ることができます。最初にしょうゆづくりや歴史をビデオ上映で鑑賞後、しょうゆづくりの行程を見学。館内の「まめカフェ」では、しょうゆの味比べや、「しょうゆソフトクリーム」(280円)といったレアなしょうゆスイーツも楽しめます。

 ひととおりしょうゆについて学んだあとは、しょうゆづくり体験コースへ。しょうゆには、大豆を丸ごと使うものと、油を搾ったあとの脱脂加工大豆を原料にするものとがあり、前者を「丸大豆しょうゆ」と表示しているそう。なんとなくで丸大豆を選んで買っていましたが、こちらは旨味が多くまろやか、脱脂加工大豆を使用したしょうゆはシャープで味のキレがいいということで、好みによって分かれるとのこと。体験では、昔ながらの木製の「こうじ蓋」に入れた、蒸した大豆の香りに「いい匂い~♪」と、さっそく惹きつけられる大人2人。滑舌がよく明確な語り口での興味をそそる解説のキッコーマン社員、さすがです。

 ここで使うのは、キッコーマンさんオリジナルの持ち出し厳禁なこうじ菌「キッコーマン菌」ではなく、誰でも購入できる市販の菌。この時点では、自分でも作ってみようかしら……!? なんて思っていましたが、それなりに時間とワザが必要だと実感。材料は大豆と小麦と食塩なのですが、同量の小麦と大豆でつくったものが「こいくちしょうゆ」、大豆が多ければ「たまりしょうゆ」、小麦が多い場合は「しろしょうゆ」と、バリエーション豊かなしょうゆワールド。詳細な解説つきのすべての行程に、ワクワクしっぱなしです。しょうゆづくり体験は小学校向けのプログラムだそうですが、大人も参加できるイベントが不定期で開催中。せっかく見学に行くのなら、体験とセットがおすすめです!

 高温多湿な部屋で3日間置いて育てたものを実際に手で混ぜ、食塩水に投入。発酵の度合いによる、もろみの熟成具合をチェックしたあとは、いよいよ、最終段階の搾る作業へ。「ろ布」という長~いナイロン製の袋にもろみを入れて折りたたみ、重石を乗せると、ポタポタと生しょうゆが垂れてきます。最初は濁っていたしょうゆが、ろ過されて透き通っていき、食卓で見慣れたしょうゆに! 現在は機械化されたものの、行程自体は昔とまったく同じだとか。しかも、旨味、塩味、甘味、酸味、苦味をバランスよく持つしょうゆ。世界が認める調味料の奥深さが実感できた、有意義な見学旅でした!

(マンガ・イラスト:小迎裕美子 取材・文:根岸聖子 写真:荒井 健)

 

キッコーマン もの知りしょうゆ館

住所 : 千葉県野田市野田110 キッコーマン食品野田工場内
電話番号 : 04-7123-5136
開館時間 : 9:00~16:00 (最終受付 15:30)
休日 : 毎月第4月曜、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など ※要お問い合わせ
入館料 : 無料
※工場見学ツアー(約60分)を含む、しょうゆづくり体験コースはトータルで約120分。
www.kikkoman.co.jp/enjoys/factory

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